プロフィール

赤羽寛樹

Author:赤羽寛樹
誕生日:S47年3月17日
血液型:O型
生まれ:新潟県新潟市
性 別:男
「新潟市古町通五番町の着物屋『赤羽』の若旦那でございます。
着物の楽しさを広めるべく頑張りますのでよろしくおねがいします!」


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皆様、こんばんは!

さて、本日は『カジュアル』、日本語でいう『ケ』の時に着るお着物についてツラツラと書かせていただきます。

昨日から使っております、この『ケ』という言葉、
漢字で書くと『褻』と書きます。

お正月とか七五三とか誕生日とか入学式とか成人式など、そういった特別な日のことを『晴』の日といいます。『晴れ舞台』という言葉は皆様も馴染み深いのではないでしょうか?
逆に、そういった特別なことがなく平凡な日常生活を営む日のことを『褻』の日といいます。
かつての日本人はこの、『晴』の日と『褻』の日という事を現代以上に意識して生活していたのでしょうね!

さて、では本題に入らせていただきます!


『褻(け)』の時、つまり『晴れ』では無いときに着るお着物も、概ね二つの括りに分けさせて考えていきたいと思います。

◎お出掛けの時!
お友達とのショッピング、彼氏や彼女とのデート、
美術館巡りや観劇に行く、お友達との食事会&飲み会
と言う様な、
『OFFの日のちょっとしたお楽しみ』
の時に着ていくお着物です。
こういったお着物を私は『お洒落着』といっています。

皆様がよく言われる、
『フォーマルの場面でなく、普段のお洒落着を楽しみたい!』
というお着物はこれに当たるのではないでしょうか?

洋服に例えるのであれば・・・、
『せっかくのお出掛けだからお気に入りのセーター着て、あと、指輪も一個増やしちゃおっかなぁ・・・
みたいな・・・。


え、駄目っすか?キモイっすか??
す、すいません・・・。

何はともあれ、とりあえず私が言わんとすることはお分かりいただいたかと思います(苦笑)。

という訳でお洒落着についてですが
これは
『もう皆様のお好みで如何様にでも!』
ということです。
最優先は『自分が着たい&お洒落と思う物を着る』ということですので特に決まり事はありません。
極端な話、華やかな訪問着をお召しいただいても全く問題ないとも思います。お召しになる方がお好きであれば・・・。

ですがそれではやはり説明になっていないので(苦笑)、
『お洒落着』に向いているものを上げていきますと、

紬や御召といった『絹織物』、『小紋』、
『小付け柄の訪問着』あるいは『織の訪問着』

といったところがお勧めです。
また紋の入っていない『色無地』もお洒落着となります。

もう少し具体的に言えば
『友達とショッピング!その後はいつものお店で軽くお酒を・・・』
というのであれば紬+半巾帯+羽織、

『久しぶりのデートなんでちょっとフェミニンな感じで・・・』
と言うのであれば小紋+名古屋、

『初めて訪れる美術館なんで少し知的な感じも・・・』
であれば、無地+名古屋帯や小付けの訪問着+名古屋帯、

『結婚記念日なんで今日はホテルでディナー』
なんであれば洒落た織の訪問着を、

といった感じでしょうか。
ただこれは、あくまでも私の感覚ですので(苦笑)皆様それぞれのセンスでお楽しみいただければ幸いです!

◎日常に着る着物
炊事洗濯や近所へお買い物、という様な毎日の日常生活において着る着物です。
少々乱暴に言えば
『最低限、人として恥ずかしくない格好』
といったところでしょうか。
つまり、本当の意味での『普段着』です。

今現在、こういうライフスタイルの方は少ないですよね。
ですが弊社の社長は24時間着物ですし、また弊社のお客様にもそういった方がいらっしゃいます。

上記のような方々が家で着る着物は、
木綿やウールといった「自宅で洗える」素材で、
仕立もおはしょりが出ない「つったけ」。
また、袖も短目で角も丸くしてある場合も多いです。
帯は半巾帯を極簡単に結び、
買い物には上っ張りを羽織ってお出掛け。
そして炊事に欠かせないのが『割烹着』や『前掛け』。
そして眠る時は当然『寝巻き、浴衣』です。

上記のような『日常もお着物』というお客様から
『久留米絣を洗濯したら絣の白が鮮やかになってねえ!』
というお話を聞きました。
その方がお持ちの久留米絣というのは重要無形文化財技術保持者である初代・森山虎雄さん(故人)の作品でして、私は
『ああ、そうですか、よかったですねぇ・・・』
と言いながらも内心『ええっ!!』と驚いた記憶があります。
もちろん、その方はその久留米絣を『普段着』としてではなく、大島紬や結城紬と同様に『お洒落着』として着ていらっしゃいます。

『そうだ、こういった方々は着物の名人なんだ・・・』
と私は思いました。

こういった方々が当店にお遊びにいらっしゃる時は、
(つまり『お洒落着』を着る時は、)
紬に洒落た名古屋帯といったコーディネートで、
または以前定期的に開催していた弊社の着物パーティーでは、
『折角だから。』といって華やかな訪問着を、
そして『あなた、結婚はまだ??』と言われ、
『その時は色留で出席させてもらうからね!』
とおっしゃって下さいます(苦笑)。

着物のTPOを良く理解されて、上手に、そして楽しく、
着用されていらっしゃる方々ですね!

私も早くこうなりたいと思います。

長々と『きもののTPO』について書かせて頂きましたが、最後にまとめさせていただきますと、

①TPOの『O=場合、目的』にあわせる
 →『晴れ』か『褻』か?
 『正装』、『盛装』、『お洒落着』か?
②TPOの『P=場所』を考える
 ホテルなら華やかに、居酒屋なら紬で、など・・・
③TPOの『T=季節』にあった物を。
 袷、単衣(ひとえ)、盛夏
 ◇参考:きもの々館 赤羽 着物豆知識『季節の着物』PC版URL
  http://www.kimono-akahane.com/knowledge.html

となります。


もしかしたら『返ってわかりにくくなった!』とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが(苦笑)、この記事が、皆様のお着物選びに少しでもお役に立てれば幸いです。

どうぞ皆様、お着物を楽しんで下さいませ!!

◇きものゝ館 赤羽 PC版URL◇
http://kimono-akahane.com/
◇きものゝ館 赤羽 携帯版URL◇
http://kimono-akahane.com/i/

コメント

なるほどー

TPOの記事、全て興味深く読ませていただきました。
ハートの絵文字には、思わず笑っちゃいました。
そして、自分の長年の勘違いを発見・・・。
「付け下げ」とは、つけて、下げる(下がる?)もの、つまり、袖のことだと思ってました。振袖と訪問着の真中ぐらいの長さまで袖をつけたものなのかなぁ・・・と。あぁ、よかった。ここで教えていただけて。
私も「普段も着物の人」の仲間入りをさせていただきましたが、職場にお洒落をしていこう♪なんて気分は全くありませんが、いわゆるお洒落着ですよね、日常着ているのは。でも、その日にどんな仕事があるかによって、特に色合いをどうしようか、と考えています。大勢の会議のときは、周りから浮かないように寒色系・・・とか。

これからの記事で、もしよかったら、大変所帯じみた話題ですが、着物や小物類の収納は皆さんどうなさっているんだろう・・・と興味深々ですので、収納のアイデアなんかを取り上げていただけたらなぁ、なんて思います。

『お洒落着』と『普段着』

この違いは
『人に見られる事を強く意識しているか、いないか』
の違いと言えるかもしれません。
ぴくぴこさんの様にお仕事中もお着物、と言う方もいらっしゃるので誤解の無いような書き方をしなければ、と思って結果的にわかりにくくなったか?とも思ったのですが、ご理解していただいたようで安心いたしました。

着物の収納についても近々の書かせていただきますね。
ありがとうございました!

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